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【市場特集】名古屋駅で100年の歴史を築いてきた「柳橋中央市場」
2010.12.17 更新

全国的にもめずらしい、都心部一等地に立地しているのは柳橋中央市場。
その始まりは明治の後期、およそ100年にわたる歴史を歩んできました。
そんな柳橋中央市場の中核的な存在を担っている「マルナカ食品センター」をご紹介します。

並ぶ品々は、食業界の人々も納得のものばかり

市場の醍醐味はその包丁さばきを堪能するところにもある。

柳橋中央市場は、名古屋駅の南東に位置し、卸売店が300軒ほど並ぶ市場。
昭和30年代頃から今のビルの形態となり、マルナカ食品センターのほかにも、
柳橋中央市場水産ビル、柳橋食品ビルなど、いくつかのビルによって形成されています。

マルナカ食品センターは、その中でも中核的な存在を担い、
鮮魚を中心に精肉や青果など、様々な食品を扱っているビル。
50店舗程のお店が並び、料亭や鮨店といった食に携わる人々、
そして一般のお客さんで賑わいをみせています。

11月頭に解禁になった蟹。

「三河湾、伊勢湾は全国でも有数な漁場ですから、いい魚が揃うんです。
有名な料亭の方々でも納得する、グレードの高い食品が揃っています。
例えばあさり。見た目は同じだからわからないかもしれませんが、
中の身のつまりが全然違いますから、驚かれると思いますよ。」とマルナカ食品センターの大野さん。
 

(左)知多・豊浜漁港の鮮魚を卸す「カネヒロ水産」。
(右)鍋物にぴったりのふぐを取り扱う「赤羽商店」。師崎から仕入れている。

 

(左)もちろん肉の品質も◎。
安城で十数人しかつくっていないという貴重な安城和牛、市ばん豚などが並ぶ「フカヤ」。
(右)飛騨牛などの精肉やハム加工品を取り扱う「中部三河屋」。

見学ツアーで市場を存分に楽しむ!

多くの人々で賑わう市場内。市場に行ったことがない、どう周ったらいいのかわからない、
買い方がわからない・・・そんな一般客のために、マルナカ食品センターでは、
毎週金・土曜日に「見学ツアー」を開催(参加費用:お一人様1000円)。
安藤社長自ら各店舗を案内し、お店の人の話を聞きながら、買い物することができます。
2時間程度のコースはあっという間!市場が初めての人も、
市場をもっと楽しんでみたいという人も楽しめるツアーです。

野菜やフルーツをむいて、飾り切りをする「鈴亀」。
その繊細で正確な手つきに感動!市場で営業しているむき物のお店は全国にここ一件だそう。

 

(左)300年以上という古い歴史をもつ「山安海苔」では、海苔や椎茸、お茶が揃う。
(右)創業大正元年の「茶乃善」の玉子巻には、たくさんの人々が並ぶ。

街中に位置しながら、全国最大級の規模を誇る柳橋中央市場。
これからも東海地方の台所として、賑わい続けてくれそうです。

編集員のココがオススメ!

早朝は業者で込み合うため、8時以降に利用するのがおすすめ!年末恒例のお正月食品の大売り出しでは、いつも以上の賑わいをみせるそう。お正月食品の買い揃え、なんとなく近くのスーパーで済ませがちなあなたも、今年は市場でいかがですか?

(大島清花)

店舗情報

店舗名 マルナカ食品センター
住所 名古屋市中村区名駅四丁目15番2号
TEL/FAX TEL:052-581-8111
営業時間 4:00~10:00(年末等はお昼頃まで)
※閉店時間は各店で異なります
URL 名古屋柳橋中央市場 マルナカ食品センター

2010年11月17日現在の情報になります。



 

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