最近、話題の「タジン鍋」。
忍者と芭蕉生誕の地として知られる伊賀に地元の食材を生かしたタジン鍋があります。
使う食材は伊賀のブランド牛の伊賀牛をはじめ、伊賀米や地元の野菜をメインに、
伊勢赤鶏や伊勢湾の魚介など三重県産のものばかり。
中でも野菜は契約農家で採れるものだけを使うので、季節や天候などによって
鍋に入る野菜の種類も変わるそうですが、それはあえて地元産と旬にこだわっているから。
食材だけでなく、鍋も地元、伊賀焼のタジン鍋を使っています。
こんもりと食材が盛られた鍋に独特のとんがり帽子の形をした蓋をして火にかけること、
およそ15分で絶品鍋のでき上がりです。野菜のシャキシャキ感を味わうために、
火にかけすぎないことがポイントだとか。食材の旨味が蒸気とともに全体に行き渡るので、
野菜は本来の味がギュッと凝縮され、そのままでも十分に美味しい。
「少しだけタレを付けて、食材の旨味を味わってください」とお店のオーナー森川昌さん。
タレは胡麻、味噌、ポン酢の3種類。タレがアクセントになって食材の旨味を引き立てます。
それぞれ味わいが異なる野菜とジューシーな伊賀牛を堪能して、何とも幸せな気分…。
伊賀牛と野菜たっぷりの「伊賀牛食進(タジン)鍋」(お一人様4,100円)のほかにも、
鶏肉を使った「伊勢赤鶏食心(タジン)鍋」(お一人様2,500円)や、
豚肉を使った「三重県産豚食尽(タジン)鍋」(お一人様2,500円)、
旬の魚を味わう「三重地魚食神(タジン)鍋」(お一人様2,700円)があります。
お店があるのは、今も古い町並みが残る通りの一角。
築120年余の町家を改装して造られた伊賀もん町家「西膳」と名付けられた施設の中に、
地産地消レストラン「旬彩さまざま」と、地酒処「古池ゃ。」、
伊賀の産品を扱うコーナー、イベントスペースなどがあり、伊賀の文化情報発信の拠点となっています。
「美味しい水」「良質の米」「寒さ厳しい気候」と酒造りの条件がそろい、蔵元も多い伊賀。地酒処「古池ゃ。」には、伊賀と名張の蔵元の酒がずらりそろいます。地元でしか味わえない希少な銘柄や季節限定の酒などを、地元食材の一品料理と味わうのは至福のひとときです。お酒の銘柄に迷ったら、呑み比べセットもおすすめですよ。お酒は土産コーナーで販売もされています。
(田中マリ子)
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住所 | 三重県伊賀市上野西町3370番地 |
アクセス | 名阪国道上野東インターより約5分 JR関西本線・伊賀上野駅または近鉄・伊賀神戸駅から伊賀鉄道で上野市駅下車徒歩約8分 |
TEL/FAX | TEL:0595-22-0819 |
URL | 伊賀もん町家 西膳 |
営業時間 |
旬彩さまざま/11:00〜21:00(ランチのオーダーストップは16:00) 古池ゃ。/15:00〜21:00 その他/10:00〜21:00 |
定休日 | 第3水曜日・年末年始 |
座席数 | 1階テーブル席28席、2階座敷32席 |
駐車場 | 8台 |
平均予算 | ランチ 1,100円(パスタ)〜4,100円(鍋)、ディナー2,000円〜 |
クレジットカード | 使用不可(現在、準備中) |
2010年2月13日現在の情報になります。