以前、大台町ではじめるコダワリ人生の第二幕「ギャラリー奥伊勢」にてご紹介した「ギャラリー奥伊勢」。
「大紀町特集」の取材に向かう道中、再び訪問させて頂きました。
前回の取材から約1年が経っての再訪。
ご主人の谷藤重美さんは、新しい取り組みを始められているようです。
「元々、蜜蜂を飼えたらいいなと思ってまして。
その時町内の『面倒を見ていない蜜蜂の貰い手を探している』という話を頂いたのがきっかけになりました。」
そう、谷藤さんが行なっているのは「養蜂」。
実は2010年にDoChubuが取材でお伺いした際にはすでにスタートされていたのだそう。
現在3つ程ある巣箱を、今後は徐々に増やしていく予定なんだとか。
もちろん巣箱は、谷藤さん独自の工夫を取り入れた手作りです。
「私の巣箱にいるのは日本蜜蜂です。
蜜で巣箱がいっぱいになったら、
下から1番目と2番目の枠の間に新しい枠を入れて、かさ上げし、上の枠から順に採蜜します。
蜂が冬の間過ごせる分は残しておきますが、
2枠ぐらいで一升瓶1本分くらいの蜜が採れますよ。」
採れた蜜は自分達で食べたり、蜜蝋を使ってキャンドルにしたり。
また蜜蠟を木工品に利用する事もあるのだそう。
谷藤さんが作る蜂蜜を使った製品が私たちの手に届く日は、遠くはないのかもしれません。
興味深い蜂蜜のお話を伺った後、今度は「木工品の新作などはありますか?」と尋ねてみました。
「最近では、ゆりかごを作りました。
ベビーベッドを作って欲しいと注文を受けた時に、
ついでにゆりかごも作って欲しいという事になりまして。」
今まで、ゆりかごは制作された事がなかったそうですが、
自らいろいろ資料などで調べ、完成に至ったのだそう。
「試行錯誤し、作ったことがないものを作るという事が楽しい。
自分にとってはとても良い時間だと思っています。」と谷藤さんは笑顔で話します。
次回「ギャラリー奥伊勢」に訪れた際には、また新たな発見に出会うことができそうです。
何事にも積極的な谷藤さん。その溢れるパワーに元気を貰った気がします。ゆったりとした時間が流れる、和空間のギャラリーで奥さんがきりもりされるカフェでゆっくりとしながら、木工作品を堪能するのもおすすめ。一度足を運んだら谷藤さん夫妻にまた会いたくなる、「ギャラリー奥伊勢」はそんな魅力が溢れる空間だと思います。
(神戸夕香)
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場所 | 奥伊勢ギャラリー |
住所 | 〒519-2429 三重県多気郡大台町高奈 1064 |
TEL/FAX | 0598-83-6093 |
URL | 木工 自然木 原木 手づくり工房奥伊勢 |
tanifuji@okuise.net |
2011年9月9日現在の情報になります。