郡上市内の白鳥辺りで、美味しい鮎料理をお値打ちに食べたいと言う私たちのリクエストに、
地元の方々からオススメ頂いたお店が「だるまや」。
取材を兼ねたランチと思い正午前に着きましたが、駐車場はもう埋まり始めています。
旧店舗から移転して丸2年、外観に新しさが感じられるお店の暖簾をくぐりました。
メニューブックを見ていたとき、目に留まったフレーズが・・・当店オリジナル鮎味噌。
気になるため、鮎味噌の定食を2種類注文しました。
席にあったリーフレットを読んでみると、鮎味噌は鮎を三枚に下ろした後、
骨を取ってすり身にし調味料や鮎のだし汁と合わせ、味噌と練り上げます。
お店のご主人、河合正則さんが考えたもので、この製法はおそらく他ではなく、
白鳥で食べられていたものでもないそうです。
今、旬の食材は鮎ですが、その他の季節は
春・・・いわな・あまご・山菜 秋・・・まいたけ 冬・・・いのしし
と、四季の変化がはっきりしている白鳥の旬はまさにお店の旬。
郡上市にある漁協指定の出荷所4軒のうち、市内北部に位置する白鳥町内の出荷所はここだけ。
出荷所の中には、買い取った鮎を井戸水で泳がす大きな水槽があって、鮮度を保つ工夫がされています。
鮎の取り扱い期間は、鮎釣り解禁日の6月5日(2011年)から
「鮎がある限りやりますよ!落ち鮎なら10月まで」と、
鮎を出荷するため不在のご主人に代わって語る奥様。
ちなみに同じ郡上鮎でも、ここ白鳥は下流の八幡や美並と比べて「確かに水が冷たいから小さいです」が、
味はもちろん、形も色も郡上を代表する鮎と自信を持っています。
3年ほど前からは築地市場へ出荷が始まり、取引先に鮮度の良さでも高い評価が得られているそうです。
釣り客から買い取った鮎が店頭ですぐ食べられるだけあって、料理のお値段は他地域・他店と比べても確かに良心的。ところで、釣り客が持ち込む鮎といっても、遠く離れた所で釣った鮎が混じる心配はありませんか。この点についてご主人の奥様は、「納める人はいつも来る人ばかり、お互い信用でやらないと」。なるほど、商売の基本ですね。 さて、今回はおかずとして頂いた鮎味噌。魚は苦手と言う人も、鮎の一味変わった食べ方として、一口いかがでしょうか。こんがり焼き目も付いて、ご飯が進みますよ。 (小穴久仁)
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店舗名 | だるまや |
住所 | 岐阜県郡上市白鳥町白鳥南條川原1110-2 |
TEL&FAX |
TEL/FAX(お食事処) TEL/FAX:0575-82-5723 TEL/FAX(川魚卸) TEL:0575-82-2057 FAX:0575-82-5363 |
営業時間 | 11:00〜15:00,17:00〜22:00 |
定休日 | 木曜日 |
URL | だるまや◆岐阜県郡上市天然郡上鮎料理、川魚料理、郷土料理お食事処、鮎出荷所 |
2011年7月15日現在の情報になります。