長久手の古戦場公園から600メートルほどのところにある「浅井屋製菓舗」は、
およそ50年続く和菓子店。広々とした店内には、季節の生菓子や定番の和菓子、
長久手をイメージしたお菓子などが並んでいます。
お菓子を作るのは、サラリーマンから転身した、三代目の若杉勝文さん。
店に入って約15年、先代から受け継いだ昔ながらの製法を守り、菓子作りをしています。
「季節ごとに菓子の種類が変わるので、1年で1サイクルです。
5年ぐらいしてようやく全体像が見えてきましたね」と、若杉さん。
お店で一番人気のお菓子が長久手の名産品でもある、観光名所にちなんだ名前の「古戦場最中」。
愛知県観光協会からも認定を受けている長久手名物です。
つぶあんと柚子風味の白こしあんの2種類があり、あんは国産大豆をご主人自ら炊いて作っています。
刀の鍔をかたどった皮もパリッとして、食べごたえのある最中です。
ほかにもシナモンの香りの焼き菓子「かなれの里」やカステラ、羊羹など
お土産にもぴったりのお菓子が揃っています。
愛知万博がきっかけで町のイベントに出品するために考案したのが「たべさっせ」。
地元の言葉で「どうぞお食べください」と言う意味で、
つぶあんを沖縄産の黒糖入りの皮で包んだ、一口サイズのふかしまんじゅうです。
黒糖の風味と素朴な味わいが楽しめます。
前回の記事で紹介した長久手市の豆腐店「豆粋」さんの依頼で考案した「豆乳の水まんじゅう」は、
豆乳の味を引き出すように甘さを控えめにして作っているので、
今までの水まんじゅうにくらべてあっさりした味わいだと言います。
※豆乳の水まんじゅうは「豆粋」で夏季限定販売
秋限定ですが、長久手産の栗をたっぷり使った「栗きんとん」(1個180円)もおすすめ。地元でとれた新鮮な栗を使うので風味が違います。ほかにもボリューム感たっぷりで、素朴な味わいが何とも言えない「里のおはぎ」(1個115円)や、季節ごとの形を楽しめる生菓子など、お茶請けにしたいお菓子がいろいろあって迷ってしまいそう。手頃な値段で買えるのもうれしい。
(田中マリ子)
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店舗名 | 浅井屋製菓舗 |
住所 | 〒480-1107 長久手市下権田4-1 |
アクセス | リニモ東部丘陵線長久手古戦場駅から徒歩10分 |
定休日 | 水曜日 ※祝日の場合は営業 |
TEL&FAX |
TEL/0561-62-0808 FAX/0561-62-0808 |
営業時間 | 9:00〜19:00 ※日曜日は18:00まで |
駐車場 | 4台 |
2011年12月16日現在の情報になります。