米粉を使ったパンとスイーツのお店を営むのは、米の消費拡大を目的に行われた
「長久手町米粉ビジネスプラン・コンペ」で平成23年1月に最優秀賞を受賞した高田美枝さん。
料理教室の講師やフードコーディネーターとして活躍していた高田さんは、
米粉を使った焼きドーナツと揚げドーナツでみごと受賞。
「材料の配合や焼き加減をいろいろ工夫しました」と高田さん。
受賞をきっかけに多くの人に米粉を知ってもらい、
安心安全なものを食べてほしいという思いから、パンとスイーツの工房をオープン。
当初、長久手の「あぐりん村」などに商品を置いていたところ、
お客さんからの要望もあって工房でも販売をするようになったのだとか。
商品は食パンをはじめとしたパン類と、焼きドーナツやクッキー、チーズケーキなどのスイーツ。
「ドーナツや食パンから作るラスクも人気で、
最近では長久手の歴史や観光をPRする長久手歴史トラベラーズとコラボした“長トラスク”も作りました」。
パンやスイーツに使う米粉は長久手の農家の方々が育てたお米を粉にしたもの。
グルテンの入った小麦粉と違ってふくらみにくいので作るときに工夫が必要だと言いますが、
低カロリーでもちもちした食感が楽しめるのが米粉の特徴だとか。
焼き菓子に使うとサクサク感が楽しめるそうです。
工房をオープンする前からあぐりん村に行っていて、
生産者の顔が見える野菜などに関心があったという高田さん。
スイーツに使う野菜も長久手産と、地産地消にもこだわります。
ベジドーナツやチーズケーキには、その時期の旬の野菜を粉末にして生地に練り込んでいます。
人参、ほうれん草、トマトなどはじめ、
地元で真菜(まな)と呼ばれる長久手の伝統野菜(餅菜)の粉末を使った商品などがあります。
野菜以外にも、おばらの卵や愛知牧場の牛乳など地元愛知県の材料を使い、
保存料や防腐剤、着色料など使わず、安心安全な商品作りを心がけていると言います。
将来的には自分で野菜を作るのが夢だとか。
「自宅では米粉をたこ焼きやシチューにも使いますし、唐揚げに使うとカリッとするんですよ。
米粉はブームになっていますが、まだ浸透していないので、
料理教室やスイーツ教室などを開いてもっとPRしたいですね」。
高田さんは長久手の町についても気に入っているそうで
「田んぼや畑などもあって自然が豊かな上に、
しゃれたお店もあって、とても住みやすい町ですね」と語ってくれました。
ベーシックなnicori食パンとくるみ食パンに、トッピング(+150円)して自分好みの食パンをオーダーできます。トッピングはチョコチップ、マンゴー、大納言あずき、チーズ、レーズン、シナモン&コーヒーの6種類。いろいろな味をぜひ、試してみて。
(田中マリ子)
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店舗名 | nicori factory(ニコリ ファクトリー) |
住所 | 〒465-0035 名古屋市名東区豊が丘1809 |
アクセス | 地下鉄東山線 藤が丘駅から徒歩15分 |
定休日 | 日曜日 |
TEL&FAX | 052-726-8922 |
info@nicori-factory.com | |
営業時間 | 12:00~16:00 |
駐車場 | 2台 |
URL | 長久手産米粉を使った体に優しいドーナツ ニコリファクトリー |
2011年12月16日現在の情報になります。