豊かな森に囲まれた愛知県北東部の「奥三河」。
美しい里山の風景が広がるこの地域では、自然と共に生きる知恵と
それを生かした地場産業が今も脈々と受け継がれています。
そんな魅力あふれる奥三河でリフレッシュしながら、
地域体験・仕事体験をすることを目的としたプログラムが「極(きわみ)・奥三河」です。
今回は、「極(きわみ)・奥三河」を企画する東三河広域協議会の野亦さんに、
プログラムの魅力や、キーマンとなる奥三河名人についてご紹介いただきました。
「極・奥三河」の地域体験プログラムは、現在、”酪農”・”炭焼き”・”蜂追い”・”林業”・”養殖”の
5つのプログラムが用意されています。
2泊3日から3泊4日で奥三河のそれぞれの地域に滞在し、
東三河広域協議会が認定した名人と共に、
山の暮らしを堪能し、名人との時間の共有を楽しむプログラムです。
名人は、多彩な技能や技を持ち、
奥三河を知り尽くした人というだけでなく、その人柄もとても魅力的です。
そのため、プログラムを終了した後も、
その人柄に惚れ、個人的に訪れる人もすくなくないのだとか。
プログラムの満足度もとても高く、それはリピーター率の高さにも反映されているようです。
自然の中で生まれる仲間。そして絆。
現在このプログラムは、50歳以上の方を対象にしています。
そのため、同世代の参加者が集まるというのも魅力のひとつ。
特に男性は、仕事以外のつながりを持つことがなかなか難しいため、
こういったプログラムに参加することで、新しいことを始めるきっかけにもなります。
みんなで童心に返って野山を走り回れば、
あっという間に打ち解け、参加者同士にも絆が生まれているようです。
短期の地域体験プログラムに参加し、さらに興味を持った方には、
一週間から一ヶ月以上の長期のプログラムも用意されています。
そこには、長年勤め上げた会社を退職後、第二の人生として里山で仕事を持ち、
暮らすことを検討してもらいたいという想いがこめられています。
奥三河は、魅力あふれる土地でありながら、深刻な過疎化が問題でもあります。
このプログラムでは、まずこの地域の魅力に触れ、人とつながり、
そして、この地で暮らすきっかけをつくることができればという期待がこめられています。
一方で、田舎暮らしに憧れる都市部のシニアの方には、まずは短期の体験からお試しが出来る
とても魅力的なプログラムではないでしょうか?
お話をお聞きしていると、どのプログラムを参加したい!と思わせるものばかり。現在のプログラムは50歳以上が対象ということですが、ぜひさまざまな世代の人にも体験できるようになるといいなあと思います。自分の身近にも、こんなに魅力あふれる地域が、隠れているのだと改めて感じました。
(菊池有美子)
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申し込み先 | 今年度のプログラムは終了いたしました。 |
参加料・日程 |
プログラムによって異なりますので、 東三河広域協議会へ直接お問い合わせください。 |
お問い合わせ先(申込窓口) |
東三河広域協議会事務局 住所:愛知県豊橋市今橋町1番地 電話:0532-51-2181 |
URL | 東三河 ほの国|極・奥三河 |
2011年11月2日現在の情報になります。