豊橋駅の駅前に位置するホテルアークリッシュ豊橋では、
その土地の食材の魅力を知ることができる「地産地消ランチセミナー」を開催しています。
このセミナーは、生産者、ホテル、行政の協力の下、
地元の農産物をふんだんに使ったフレンチを味わいながら、
地域の食材の魅力を知るというものです。
今回は、ホテルアークリッシュ豊橋の総料理長である酒井さんを中心に、
豊橋・田原地域の食材の魅力や、セミナーにかける想いを伺いました。
季節ごとに、地元で採れた旬の食材を紹介する「地産地消ランチセミナー」
今回のセミナーは、「秋の食材」がテーマです。
メインをつとめるのは、これから旬をむかえる渥美半島産のキャベツ。
まずは、キャベツ農家の渡会さんから、キャベツについてお話がありました。
実は、渥美半島は、全国でも有数のキャベツの産地でありながら、
地元での消費量は全国的に見ても多いほうではないそう。
「せっかくなら、地元産のおいしい野菜を、もっと地元の人にも愉しんでほしい」と話す渡会さん。
生産者の想いや、声を直接きくことができるのも、このセミナーの魅力のひとつです。
参加者の多くは、豊橋市や田原市にすむ主婦の方々。
お料理は、一品一品、目の前で酒井シェフが料理を仕上げていきます。
普段何気なく食べているおなじみの食材が、あっというまに、すてきな一皿へ。
装いをあらたに、目の前に現れることで、参加者の方々から、その都度、感嘆の声が聞こえました。
豊橋・田原地域は、全国でも屈指の農業地帯です。
また、以前の記事で紹介した「ベル・ファーム」鈴木義弘さんのような、
こだわりをもった熱意のある生産者の方も多く、良質な食材がすぐそばにあります。
しかしあたりまえのように目の前にあることで、、
なかなかその魅力に気づくことができないこともあります。
酒井シェフ自身も、
「こんなに魅力のある食材が周りにあるのに、その魅力に気づいていない地元の方が多いな。」
ということをセミナーを通じて、気づいたと言います。
生産者とシェフ、そしてその地域を支える人々が、よいパートナーとなり、
地元の食材の魅力を、そこに住む人々に伝え、またその地の農業や漁業を活性化させていく。
そして参加者もセミナーを通じて、この地に生まれたこと、そしてこの地の恵みに感謝したくなる。
笑顔があふれる会場からは、そんなよい循環が生まれていく予感を感じました。
お料理が運ばれてくると、参加者の皆さんの顔がパッと笑顔に。そんな風景が、とても印象的だった「地産地消ランチセミナー」地元の名産品はこんなに素晴らしい食材なのだと、改めて発見できたからなのでしょう。当たり前にある地域の魅力には、自分も含めなかなか気づけないものです。このセミナーは、季節ごとにその時の旬の食材を紹介しています。興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
(菊池有美子)
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開催場所 | ホテルアークリッシュ豊橋 |
住所 | 愛知県豊橋市駅前大通1‐55 |
TEL |
0532-51-1120(宴会予約) ※会場に関するお問い合わせなどは上記番号までお願いいたします |
参加料 |
3,500円(税金・サービス料/お食事代を含む) ※定員25名(豊橋田原広域農業推進会議にて抽選) |
アクセス |
電車:JR東海道線/名鉄名古屋本線「豊橋駅」東口徒歩1分 ココラフロント内 お車:国道1号線より豊橋駅方面へ アクセス方法は以下からもご確認いただけます。 |
駐車場 | GARDEN SITE 1F駐車場またはCOCOLAPARKING |
お問い合わせ先(申し込み窓口) |
豊橋田原広域農業推進会議事務局(豊橋市役所農政課内) 電話:0532-51-2471 FAX:0532-56-5130 mail:info_nosei@city.toyohashi.lg.jp |
URL |
豊橋田原広域農業推進会議|食農教育の推進 ホテルアークリッシュ豊橋 |
※ホテルアークリッシュ豊橋主催の三河食材の地産地消植育ランチセミナーとは異なります。ご了承くださいませ。
2011年11月2日現在の情報になります。