【NPO法人化特集】の最後を締めくくる今回は、
「NPO法人ドゥチュウブ」としての活動を続ける編集員のみなさんに、
これまでの「DoChubu」についてや、今後の活動に対する想いなどを語って頂きました!
[小穴さん]
「文章はもちろんですが、写真を中心に記事が展開されていますね。
ライターさんにも、写真には非常に気を使っていただいています。」
[新美さん]
「そうですね。できるだけたくさんの写真を撮影し、
いいショットを掲載できるよう心がけています。
他には、それぞれの地域が持つ魅力を見つけて掲載していたり、
記者の署名付きで、責任を持って取材を行っているところですね。」
[倉田さん]
「新美さんの取材で撮影した写真を見ていて、とても被写体に近いと感じました。
現場に通っている感じが伝わってきます。」
[小穴さん]
「新美さんだから撮れる写真ですよね。」
[新美さん]
「そういって頂けると、とても嬉しいですね!
読者の方に「こんな風に魚があがっている」「セリにかけられている」そういった部分を知って欲しいな、と。
また、また料理や加工品を作るときのこだわりや、魚を収穫する大変さを盛り込むなど工夫をすることで、
より面白く読んで頂けるのではないかなと思っています。」
[新美さん]
「現地に行くと、とても勉強になります。
お話を聞いているとついつい惹き込まれてしまいますね。
特に人の魅力に惹かれることが多いんです。
その土地の伝統や食文化、風景ももちろん魅力的なんですが、
自然を相手にして生きている人が好きなんだなあと最近改めて実感しています。
漁村でも魚市場でも、出会う方々は魅力的な方ばかりで、こうした出会いに喜びを感じます。」
[小穴さん]
「『B to B』であったとしても対”人”という取材の仕方が、『DoChubu』スタイルですね。」
[新美さん]
「そうですね。記事を掲載した後は、感想なんかも良く頂けるのでありがたいですね。」
[田中さん]
「取材を進める中で、相手の事を考えた取材、
相手の事を思いやって行うというスタンスが、『DoChubu』の特色でもありますね。
これからは、現場の人に話を聞き、さらに人や地域を繋げるということが目的にもあるので、
そういった心はもっと必要なんじゃないか?と感じます。」
[小穴さん]
「DoChubuと取材先の方とをしっかりとつないでくれる、
仲介をしてくれる方々が取材を進める中で、地域でも現れたということですね。
取材時に構えることもなく入れるため、生の声が聞きやすい!!
とてもありがたく感じています。」
[田中さん]
「なるほど。ではこれからは、面で取材を行っていくという目標にあたり、
仲介をして頂ける地域との連携がとても大切になりますね。」
[古瀬さん]
「地元の人たちと繋がりを深め、その方たちの紹介で知り合いが増えてくる。
これからの『NPO法人ドゥチュウブ』は、そういった形で活動を行っていきたいですね。」
[小穴さん]
「活動を通して繋がった人たちとの絆は固いですよね。」
[古瀬さん]
「もう、友達のような関係だよね。新美さんはどうですか?」
[新美さん]
「私は、毎回の取材が発見と感動の連続ですね。
もともと取材が大好きなのですが、
『DoChubu』は特に一対一の取材という事もあり、いつもすごく楽しい。
それは、ライターという立場としてもすごくありがたいんです。
記事を書いていると、取材した方を応援したい!という気持ちがすごく湧いてきます。
一字一句大切に書いていかなきゃと感じています。」
[古瀬さん]
「そう感じて頂いているのは、本当に嬉しいですね!」
[新美さん]
「いろいろなものが凝縮して存在しているという所。
元々は工業が盛んというイメージが強かったのですが、
漁業も農業も同じぐらい盛んな土地なんだということを、
取材をするにつれ強く感じるようになりました。
あと、伊勢・三河湾は全国でも有数の素晴らしい内湾だと思います。
あれだけたくさんの生き物がいる内湾は、全国でもあまりないのでは。
誇るべきところだと思いますね。」
[小穴さん]
「僕が感じるのは、地産地消でいえば、消費地と供給地が近いところですね。
田園地帯が広がる地域の隣町へ食物が出荷されたり。他の地域ではあまり見られません。
そして、もう一つ。人の歴史が古い事。
伝統工芸品などの豊富さからも感じるのですが、
“人の古い足跡”が残っているのが面白い!歴史の深さを感じますね。」
[古瀬さん]
「そういった面では、僕達は本当は伝統の中で生きているはずなのに、
普段は感じることがあまりできないよね。」
[小穴さん]
「確かに、伝統の上に立っているはずなのに。」
[古瀬さん]
「これからは、伝統などの情報もしっかりと伝えていきたいね。」
[古瀬さん]
「中部圏は、3,000m級の山から海、また高原や谷川などがふんだんにあるのに、
その魅力を存分に楽しんでいない気がします。」
[田中さん]
「生活の範囲がどんどん狭くなっていますよね。
でもたまに大自然に触れると、やはり良いものだと感じます。」
[倉田さん]
「『DoChubu』を見て、『私たちが住む町の近くにも、こんなに良いところがあるんだ!』と
感じてもらえたら、とても嬉しいですよね。」
[田中さん]
「”気づき”を『Dochubu』で与えてあげる。」
[古瀬さん]
「これまでは点で取材をしてきましたが、これからは面での取材を中心とし、
そして最終的には面同士をつなげるということを、積極的に行っていきたいですね。」
みなさん、最初は少し緊張していましたが、話を進めていくうちにリラックスした雰囲気に。
「NPO法人ドゥチュウブ」が、編集員のみなさんの力によって成長し、
そして今後も育っていくんだな、という前進する未来を感じる事ができました。
また”座談会”という、いつもとは違った新鮮な雰囲気でお話を伺った事で、
個人対個人での取材では聞けないお話にも巡り会えたかもしれません。
編集員それぞれの想いや、個性、そしてなによりも「NPO法人ドゥチュウブ」の活動自体を楽しんで行う。そんな雰囲気を、今回の取材で感じることができました。特に座談会は、ざっくばらんな雰囲気での取材だったこともあり、笑顔の絶えない楽しい時間を過ごせた事が、とても印象に残っています。他にはない「NPO法人ドゥチュウブ」だからこそできる事を、今回の新しいスタートによって発見できたらいいなと思います。新しく生まれ変わる「NPO法人ドゥチュウブ」を今後ともよろしくお願いいたします。
(神戸夕香)
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