昨年の11月10日、大垣市の西部に位置する綾野地区に、
とってもキュートなスイーツショップ「シュークル・ルージュ」がオープンしました。
地場産の新鮮素材にこだわった風味豊かなロールケーキや焼きドーナツ、
手づくりジャムなど品数も豊富で、地元では大人気！
店内にはいつも焼き立てスイーツのこうばしい香りが漂っています。

岐阜市の有名洋菓子店で修業・独立

　オーナーパティシエの佐藤明衡（あきひさ）さんは岐阜市出身。
学生時代に有名洋菓子店「ル・スリジェダム―ル」でアルバイトしていたところ、
洋菓子づくりのおもしろさに目覚め、そのまま就職。製造から販売まで様々な仕事に携わるかたわら、
洋菓子づくりの専門学校に通い、また各地のスイーツショップを食べ歩いて見聞を広めました。
　15年間キャリアを積んだ後、独立。養老街道（県道96号）に沿って建つキュートなショップは、
いつもスイーツを求める人々で賑わっています。

全商品に養老の「さくら卵」を使用

　「シュークル・ルージュ」では、店の全商品に養老の「松永養鶏場」で採れた「さくら卵」を使っています。
「さくら卵」とは純国産鶏さくらの産んだ卵で、生臭さがまったくなく、黄身も濃厚。
ワクチン接種はもとより徹底した管理の下、
添加物の使用を厳しく規制した餌で育てられた鶏の卵は健康そのもの。
ミネラル豊かな養老の自噴水を飲ませているので、卵にもミネラルがたくさん含まれているそうです。

採れたての天然ハチミツが風味をプラス

　佐藤さんのもう一つのこだわりは、市内東前にある「種田養蜂場」から仕入れるハチミツ。
「種田養蜂場」では転地養蜂を行っており、
冬から初夏にかけては岐阜県を中心とした中部地方でレンゲや菜の花などの蜜を吸った蜂たちは、
夏になると北海道へ移動。
日本各地の花から採れる天然の甘露が佐藤さんのつくるスイーツに、
えもいわれぬ風味をプラスしてくれます。

地元綾野の名前をつけた「綾野ロール」

　オリジナルスイーツの種類がとても豊富な「シュークル・ルージュ」。
季節のフルーツをたっぷりと使った美しいデザインは、思わず見とれてしまうほど。
マカロンや焼きドーナツ、トリュフに41プリンなど、おしゃれな商品が多いのも人気の秘密。
　なかでも綾野の名前をつけた「綾野ロール」はシンプルですが、素材と製法にこだわった逸品。
「ロールケーキは一番つくりたかった商品でした。
綾野の名物になってくれたら嬉しいなと思って…」と、佐藤さん。
フワッフワのスポンジがとろりとした濃厚なカスタードクリームとこくのある癖のない生クリームを包みこみ、
口の中に入れるととろけるよう。家でのティータイムを楽しむために、
また親しい人へのおみやげにと買い求めて行く人も多いといいます。
　奥様の佐藤通子（みちこ）さんに今後の抱負をうかがうと、
「いつまでも、地域の方々に愛されるショップでありたいですね。
妥協することなく今の味を守り続けて、
どこへ出しても恥ずかしくない商品をつくり続けていきたいと思います」と、語ってくれました。

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店舗情報

2011年2月25日現在の情報になります。