この日に訪れたのは南知多町の豊浜。
愛知県でも漁業が盛んな地区のひとつです。
多くの小型底びき網漁船が伊勢湾や外海で操業し、漁港ではたくさんの魚介類が連日水揚げされています。
夕方から始まるセリの準備で忙しい市場。
地元の漁師さんに聞くと、水揚げはいつもより少ないそうですが、
それでもスズキ、メバル、タチウオ、アンコウ、カマス、ハモ、イシモチ、エイ、シャコ、ニシガイ、
アワビ、ナマコ、ワカメなど、たくさんの魚介類がならんでいました。
今、豊浜でたくさんあがっているのが、地元では「マタカ」と呼ばれるスズキ。
豊浜では小さなものを「セイゴ」、大きなものを「マタカ」と呼んでいます。
夏場が旬の魚ですが、今の時期もおいしいとても馴染みの深い魚です。
淡白な白身はとてもさっぱりしていて、刺身はもちろん焼いてもいいし、
塩コショウやバターで炒めたり、唐揚げにしたりと、いろんな食べ方で味わえます。
伊勢・三河湾、またその流域では、さまざまな漁が行われています。
季節ごとにいろんな種類の魚がとれ、各地の漁港で水揚げされています。
そんなたくさんの魚を浜の現場から紹介していきたいと思います。
(新美貴資)
2010年1月14日現在の情報になります。