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おふくろの味でほっと一息できる「郷土料理の店 ふいご」
2010.11.26 更新

関市の観光スポットに郷土の味

関所の雰囲気を生かした建物「濃州関所茶屋」

刃物の町として知られ、古くから東西交通の要衝の地として栄えた
岐阜県関市に平成15年にできた「濃州関所茶屋」。
建物の中には、関市の観光に関する情報サロンや特産品を販売する物産ショップ、朝市屋台とともに、
地元の味を提供する「郷土料理の店 ふいご」があります。
店を切り盛りするのは、30年ほど前から郷土の味や生産物の加工品について研究をしてきた
農業婦人グループから誕生した「ふいごグループ」のメンバーです。

地元の野菜や特産品が販売されている物産ショップ

「ふいごグループ」のメンバー6名のうち、左から吉田さん、奥田さん、梅村さん、横田さん

「円空コロッケ」が開店のきっかけ

メンバ−の代表、奥田しづ子さんが中心になって考案した「円空コロッケ」は、
「岐阜県健康によい食品づくりコンクール」で優秀賞を受賞した一品。
「これを広く皆さんに提供してみたら」というアドバイスを受けて
「郷土料理の店 ふいご」を開くことにしたそうです。
「円空コロッケ」は、関市の特産品の円空里芋を子どもから大人まで手軽に味わってほしいと作られたもの。
風味がよく粘りがあるのが特徴の円空里芋を使うので、
サクッとした衣とともにもっちりとした食感が楽しめます。
ほどよい味付けがしてあり、ソースをかけなくてもそのままで美味しく味わえます。

「円空コロッケ」1個100円、テイクアウトは3個300円〜

手づくりのぬくもりあふれる料理

「建物の雰囲気に合わせて田舎料理にこだわり、
地元の安心、安全な野菜を使った 料理を考えて提供しています」と奥田さん。
おすすめは円空コロッケをはじめ、
円ちゃん棒や五色煮、ごま豆腐などが入り、手づくりデザートも付く「円空御膳」。
五色煮はそれぞれ素材に合わせて煮方を変えたり、
ダシは毎日、昆布とカツオでとるなど、ていねいに作られています。
素材も岐阜県産のものにこだわり、円ちゃん棒に使うひき肉は「奥美濃古地鶏」、
お米は「はつしも」などを使っています。

(左)「円空御膳」1,050円
(右)「円空コロッケ」と、ひき肉とご飯をすりつぶしたものを練り合わせて揚げた「円ちゃん棒」

編集員のココがオススメ!

「円空御膳」に付いている「人参ゼリー」や、モーニングサービスで出される「おからドーナツ」などの手づくりデザートにも注目したい。モーニングサービス(9時〜11時)は、飲み物に揚げたてアツアツのおからドーナツのほか、おにぎり、茶碗蒸し、サラダも付く豪華版です。

(田中マリ子)

店舗情報

住所 〒501-3865 関市南春日町9-1
アクセス 長良川鉄道刃物会館前駅から徒歩5分
TEL/FAX TEL:0575-23-9922
営業時間 9:00〜16:30
定休日 火曜日(祝日は営業)・祝日の翌日
座席数 36席
駐車場 20台
平均予算 1,000円

2010年11月5日現在の情報になります。

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