懐かしく素朴な味わいが魅力の「駄菓子」、
子供の頃よく駄菓子屋さんに行って買っていた、なんて方は多いのではないでしょうか?
今回訪れたのは三重県松阪市、松阪駅から歩いて10分程の商店街にある「駄菓子のあいや」。
地元松阪で昔ながらの製法を守り続け、手作りで駄菓子を提供する老舗店です。
懐かしい雰囲気が漂う店内には、さまざまな種類の駄菓子が並んでいます。
「駄菓子のあいや」の駄菓子には地元で仕入れた素材を使用、
素材の自然な味を生かした美味しい駄菓子を提供し続けています。
人気商品の麦粉と黒砂糖と水飴で作られた「養命糖」、シンプルな素材の味わいが特徴の飴玉、
落花生を水飴と砂糖でくっつけた棒状の駄菓子「落花棒」、そして駄菓子の量り売りなど、
豊富な駄菓子の数々に、どれを購入しようか迷ってしまいそうです。
駄菓子のあいやでは、店頭で駄菓子作りの実演を見ることができます。
(実演は10:00〜12:00、13:00〜15:00の間)
今ではなかなか見ることができなくなったという駄菓子作りの現場、
今回の取材では「はちみつ玉」の実演を見せて頂きました。
[flash http://www.youtube.com/watch?v=QTgmJXLKl18=425 h=344]
実演の間に、完成したばかりの「はちみつ玉」を頂きました。
まだ柔らかさの残るやさしい食感と、はちみつの甘さがふんわりと口の中に広がります。
作りたてでしか味わえない、貴重な味を体験することができました。
「世の中にはどんどん変わっていって便利になっていく部分もあれば、
変わらずにいて欲しい部分、昔からあるものを残していって欲しい、そんな部分もあるのではないでしょうか?
そんな思いから、駄菓子のあいやでは昔から変わらぬ製法を受け継ぎ、
手作りの駄菓子を提供し続けています」と語るのは、3代目の吉田正博さん。
[flash http://www.youtube.com/watch?v=vQD0r6l2oW8=425 h=344]
小学生からおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い年齢層の方が訪れるという駄菓子のあいや。
今も、そしてこれからも、多くの人に変わらず愛され続けていくに違いありません。
今回駄菓子作りの実演は人生で初めて拝見させて頂いたのですが、昔は良く見ることができた風景だったのだそう。でも今は駄菓子屋自体が減ってしまい、なかなか見る機会がなくなってしまいました。昔と変わらぬ製法で駄菓子を作り続ける吉田さん、これからもその歴史を守り続けていって欲しいですね。今回出迎えてくれた吉田さん夫婦、その温かい人柄にもとても癒されます。是非松阪を訪れた際には松阪牛だけでなく、「駄菓子のあいや」で手作りの駄菓子も味わってみてください。
(神戸夕香)
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住所 | 〒515-0083 三重県松阪市中町1869 よいほモール |
アクセス | 近鉄・JR紀勢本線 松阪駅より徒歩10分 |
TEL/FAX |
TEL:0598-21-5861 FAX:0598-26-9256 |
営業時間 | 9:00〜19:00 |
定休日 | 不定休 |
URL |
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2010年5月13日現在の情報になります。