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【酒特集】出来立ての美味しさを届ける「金蝶園饅頭」を作る現場を訪ねる。
2010.03.07 更新

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ほんのりお酒が香るのが特徴の大垣・金蝶園総本家の「金蝶園饅頭」、
出来立ての美味しさをお客様に届けるために、その日の饅頭はその日に手作りし店頭に出すという
こだわりの商品です。今回はそんなこだわりの金蝶園饅頭を作る現場に足を運びました。

水の都・大垣の地下水をふんだんに使った餡が特徴の金蝶園饅頭。

江戸時代から150年続く、歴史ある銘菓「金蝶園饅頭」。職人さんの手によってひとつずつ丁寧に
作られているため、どうしても時間と手間がかかってしまうそうですが、
その手間を惜しまず作ることが、変わらない人気の秘訣とも言えそうです。

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金蝶園饅頭に使われている餡は、「水の都・大垣」の冷たい地下水をふんだんに使ってさらした餡を使用。
また、餡の砂糖には、精製度の高い砂糖大根から作る氷砂糖を使用しており、
それによりすっきりとした甘みになるのだそうです。

金蝶園饅頭が作られる現場を訪ねる。

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(左)米麹。発酵させるための元になる原料です。
(右)おかゆは朝炊き上げ、冷ました状態で米麹を入れて発酵させます。

おかゆを炊いた釜の中に米麹を入れ、一晩発酵させて搾った元汁を小麦粉に入れて皮を作ります。
この元汁は毎日少しずつ残して継ぎ足して使用することで、ずっと同じ菌が生き続けるのだそう。

皮の発酵の様子を見ながらの調整を終えた段階でついに金蝶園饅頭作りの始まりです。
職人さんの手によって手早く皮で餡がつつまれていきます。どんどんと出来上がっていく様子はまさに職人技!

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皮に餡を詰める様子。手際よく、どんどんと饅頭が作られていきます。

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(左)皮につつまれた金蝶園饅頭。蒸す前は餡があまり透けていませんが・・
(右)このように蒸し上げることで、餡が透けた金蝶園饅頭が誕生します。

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(左)さまざまな職人さんたちの手によって、どんどん饅頭が出来上がります。
(右)この季節、人気の高い「いちご餅」も同じ現場で作られていました。

包んだら焙炉で30分、その間饅頭はどんどんと発酵を続けていきます。
そして、焙炉からおろし、せいろに並べ、水をかけ約10分蒸す。蒸しあがったら完成です!

金蝶園饅頭は固くなりやすいため、できるだけその日中に食べて欲しいそうですが、
翌日になり固くなってしまった場合には、トースターなどで焼いたり、
油で揚げたりしても美味しいのだそうです。これは是非実践してみたいですね!

こだわりの職人技で受け継がれる金蝶園饅頭。

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今回、職人さんの手により金蝶園饅頭が作られる貴重な現場を体験させて頂き、
金蝶園饅頭への深いこだわりを感じることができました。
これからも、変わらぬ味とこだわりで、美味しい金蝶園饅頭を私たちに届けてくれることでしょう。

編集員のココがオススメ!

kanbeyuka_150 現場を取材させて頂き、出来立ての金蝶園饅頭を頂いたのですがまさに絶品!!口の中に優しく広がる熱々の饅頭、ホクホクしながらその味を噛み締めました。また、季節限定のいちご餅も、いちごの酸味と餅のクリーミーな味わいがマッチし、何個でも食べれてしまいそうな予感・・。きっと、職人さんの愛情やこだわりが、より一層美味しさを引き立たせてくれているに違いありません。たくさんの人にその味を感じて欲しいですね!

(神戸夕香)

店舗情報

住所 岐阜県大垣市高屋町1-17(金蝶園総本家本店)
アクセス JR大垣駅より徒歩2〜3分。
TEL/FAX TEL:0584-75-3300
FAX:0584-78-7665
営業時間 8:00~19:30
定休日 無し
URL 金蝶園総本家ホームページ
Email post@kinchouen.co.jp

2010年2月9日現在の情報になります。

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