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独創的なイタリアンで地元野菜をアピール
2015.07.24 更新

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 飛騨産の野菜をふんだんに使ったイタリアンを手がける「リストランテ ミナヴィータ」。「飛騨をまるごと食べんかな月間」にも参画し、料理を通じて飛騨の野菜のおいしさをアピールしています。飛騨のごちそうプロジェクトとの出会いや料理へのこだわりを、ご主人の南忠輔さんにお伺いしました。

時には生産農家を訪れ、レシピを考案

「地元の人に喜んでもらえる店を作りたい」。そう話す南さんは2008年に店をオープン。観光名所である古い町並みから少し離れた場所にも関わらず、常に地元のお客さんを中心に賑わいを見せます。
南さんは「自分もずっと昔から食べていて、自信を持っておいしいといえるし、何といっても愛着を持っているから」と地元の野菜をはじめとする食材をふんだんに使った料理を提供。時には生産農家へ足を運び、生育状況を見ながらメニューを考えることもあるといいます。
「とにかく野菜の持つ生命力がすごい。それが味にも表れています」と南さん。「お客さんも、あらためて地元の野菜のおいしさを実感しているようですね」と話します。

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冬以外はほぼ100%、飛騨の野菜を使用

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旬の野菜をたっぷり味わえるバーニャカウダ

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夏限定、飛騨産フルーツトマトと生ハムの冷製パスタ

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飛騨のサラダほうれん草と飛騨サーモンのピッツァ

「ごちプロ」企画の料理教室講師に

「飛騨のごちそうプロジェクト」との出会いは、メンバーの兄弟が南さんと同級生だったことに始まります。「飛騨の野菜を使った料理教室の講師をやりませんか?と声をかけてもらったのがきっかけです」と南さん。おおまかな内容はプロジェクトで考え、そこに南さんがアレンジを加えるというスタイルで、2011年に第一回目の男性向け料理教室を行いました。
レシピは飛騨サーモンに赤カブを使ったタルタルソースを添えたひと皿や、県産の豚肉と野菜を使った具だくさんのミートソースなど。「参加者の皆さんが手際よく、テキパキと調理する姿が印象的でした」と南さんはいいます。
また「葉付きのヤングコーンやグリンピースの若葉など、ふだんあまり見ない野菜を調理する前に見て触って楽しんでもらいました」とも。「こんな風になっているんだ」という声も聞かれ、教室は盛況だったと話します。

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料理好きの男性が集まって好評を呼んだ料理教室

生産者、作り手、お客さんの一体感を創出

こうした料理教室以外でも、毎年8月に行われる「飛騨をまるごと食べんかな月間」には店内にポスターやポップを貼り、積極的に飛騨の野菜をPR。「生産農家と私たちのような店は持ちつ持たれつ。率先してアピールし、少しでも地元での消費や活性化に協力できればと思っています」。
今後は、お客さんと一緒に生産農家を訪れ、一緒に野菜の収穫を楽しみながら現地で調理して料理を楽しんでもらうこともやってみたいと南さんはいいます。「イチゴ狩りのように、野菜狩りも楽しんでもらえたら、もっと地元の野菜の魅力が伝わると思います」と話す南さん。「生産者と作り手、お客さんとの一体感が生まれるようなことをしていきたいですね」。
店の中にとどまらず、もっと大きな仕掛けをしていきたい…。南さんの思いはどんどん広がっていきます。

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「飛騨の野菜は味に深みがあっておいしい」と話す南さん

2015年6月22日取材時の情報になります。
ライター:小山芳恵

お問い合わせ
施設名 リストランテ ミナヴィータ
住所 岐阜県高山市初田町3-26-6
TEL 0577-57-7788
営業時間 ランチ11:00〜14:30(LO)、ディナー17:00〜21:00(LO)
定休日 水曜日
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