茶畑でいきいきとした新芽が輝く、新茶の季節がやってきました。
この季節を毎年楽しみにされている方も多いと思います。
そんな中今回は、愛知県田原市の「磯田園製茶株式会社」の茶畑で行われた
手摘み新茶イベント「摘み子」を体験してきましたので、その様子を紹介したいと思います。
今回のイベントは、愛知県、愛知県茶業連合会、そして田原市が共催で開催する
愛知県のお茶を広め、生産・消費の振興をすることを目的とした
「第41回愛知県茶業振興大会」内で開催される「茶品評会」へ出品するお茶を摘むというもの。
この機会に地域の住民の方に「田原茶」への関心を深く持っていただき、
消費に結び付けたいとの目的も有り、今回サポーターを募ったのだそう。
この日は朝早くからたくさんの人が集まっていました。
茶摘みの説明を聞いたところで茶摘みスタート。
きれいに手を洗い、茶摘み用のカゴをそれぞれ受け取り、茶畑に入ります。
新芽摘みには、葉の元で5cmの長さを保って摘む「折り摘み」、
節間の長い芽を葉の元から摘む「1芯1葉摘み」といった摘み方があり、
摘むのに最適な新芽をじっくりと観察しながら、優しく摘み取っていきます。
茶摘みをは、「摘む前に香りの強いものを手につけることは避ける」
「一芽一芽丁寧に摘み取る」「タバコは控える」
「摘んだ芽は直射日光に当てない」など、さまざまな注意点を考慮しながら行うことが重要。
大切に育てられたお茶を丁寧に摘み取る”心”が大切です。
途中、休憩を挟みながら約4時間、みんなで摘んだ新芽が大きなカゴに集められました。
鮮やかな黄緑色の新芽、これが今年の新茶となって生まれ変わるのです。
参加した方々のキラキラした笑顔が溢れていました。
今回摘み取られたお茶は、磯田園製茶株式会社の工場にすぐに運ばれ、
お茶葉への加工が行われ、その様子を撮影させて頂きました。
[flash http://www.youtube.com/watch?v=aVue–wCE8Y w=425 h=344]
今回の新芽は「深蒸し茶」として加工されます。まず、上下から蒸気を与えることで、
葉っぱが発酵しないようにする作業を行います。
[flash http://www.youtube.com/watch?v=VMpWZyGBwDQ w=425 h=344]
加工された新芽。この後、内側の水分を外側へ出しながら乾かしていく行程に移ります。
葉っぱの温度を一定に保って5時間かけてゆっくり進めていくことで、
荒茶という原料のお茶になるのだそうです。
青空と茶畑が一面に広がる中で行われた茶摘み体験。
普段はなかなか味わうことができない、貴重な体験をすることができました。
次回また開催の際には、是非参加してみてはいかがでしょうか?
風が強く、少し冷え込みの強い日だったのですが、天候に恵まれ、雲一つない青空のもとで緑や自然をいっぱいに感じ、さわやかな気分で茶摘みを体験することができました。イベントに参加することで農家の方と触れ合い、また実際にその仕事を体験する事で、”地産地消”の心より強く感じることができるのではないでしょうか?これからも農家と住民の振興をどんどん深めていって欲しいですね。
(神戸夕香)
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住所 | 愛知県田原市大久保町仲原111 |
アクセス | 豊橋鉄道渥美線 三河田原駅から車で約10分 |
TEL/FAX |
TEL/0531-22-0368 FAX/0531-22-4100 |
URL | お茶の磯田園〜お茶園からご家庭まで |
2010年4月18日現在の情報になります。