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豊田のフルーツを使った
和と洋のスイーツが大集合
2014.08.08 更新

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豊田市で7月20日に開かれた「第2回とよた絶品スイーツフェア」。豊田市内で採れる旬のフルーツなどを素材に、「豊田プレミアムスイーツクラブ」に加盟する17店の菓子職人が作るスイーツの数々を一度に楽しめるイベントです。
会場となった豊田産業文化センター 多目的ホールには、桃・ぶどう・ブルーベリー・梨・いちじくなど旬のフルーツを飾った洋菓子や、フルーツの香りや甘味を生かした和菓子、豊田産の抹茶を使ったスイーツなど、全部で100種類以上の和洋菓子が並びました。

豊田の農産物とスイーツをPR

このイベントを仲間とともに作り上げた豊田プレミアムスイーツクラブの代表、砂原泰輔さんにお話を伺いました。
「豊田市は農産物が多く、フルーツ栽培も盛んな地域です。お菓子の材料に使って豊田の農産物をPRしたいと豊田市農産物ブランド化推進協議会とともに企画しました」。
昨年は7月から10月の間に各店舗で販売する形式で行ったそうですが、今年は1ヶ所に集め、1日限りのイベント形式で開催。「豊田市はエリアが広すぎて店から店への移動に1時間かかることもあり、お客さんからもすべてまわりきれないというお声をいただいたので、今回のようなスタイルにしました」。
フェア開催にあたっては、初めての試みで苦労もあったそう。「メンバーを説得してフェアのためのスイーツを作ってもらうのが大変でした」と砂原さん。 メンバーの方からは「ほかの店と重ならないような菓子を考えるのに苦労した」という声も聞かれました。

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砂原さん。豊田プレミアムスイーツクラブは、2年前、豊田市菓子組合の青年部が名前も新たにして、様々な活動を行っています

大勢の人でにぎわったスイーツの祭典

今年は事前にチケット(1500円)を購入して、会場で14個のスイーツを選ぶスタイル。会場内で食べたり、一部のスイーツはお土産として持ち帰ります。
「チケットは3ヶ所の菓子店で販売したのですが、210枚のチケットは初日に40分ほどで完売しました」と砂原さん。
1枚のチケットで何人でも参加できるため、家族連れやグループで訪れる人も多く、会場は熱気に包まれていました。
参加した方々からは「和菓子だけでもこんなにたくさんあるのにびっくりしました」「豊田の和菓子は美味しいですね」「チケットをシェアできるのがいい」「お店に並んでいないケーキもあるので楽しみ」などという感想が聞かれました。

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ケーキの桃は豊田市が県内一の生産を誇るフルーツです

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豊田市で栽培されたブルーベリーをはさんだケーキ

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旬のフルーツを使った夏向きの和菓子もいろいろ並びます

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お目当てのスイーツには長い行列もできました

大盛況のうちに幕を閉じて

砂原さんは「種類ごとに個数を限定したので、すべての方にお目当てのスイーツを味わっていただくわけにはいきませんが、限定ということでプレミアム感も出るのでは。多品種少量なので、作る側も特別の思いを持ってやっています」と話します。
メンバーの一人、洋菓子店の安藤浩司さんからは「普段は菓子を作る方がメインなので、こうして直接、お客さんに接するいい機会だと思いました。これをきっかけにお店を知って来ていただけたらうれしいですね」。
新しく開発したスイーツに対して、お客さんの反応を直に感じることができるのもフェアならではの醍醐味です。
今後について「できれば来年もやりたいですが、食材の掘り起こしや新商品の開発が必要だと感じています」と、砂原さんは語ります。

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豊田プレミアムスイーツクラブのメンバー。後列の一番左が安藤さん

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豊田市でお茶の栽培と加工をする高香園のコーナーでは、アイスグリーンティーやさぼてん茶などが無料提供されました

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JAあいち豊田のコーナーで来場者に無料配布された桃のアイスクリーム。会場の外では桃の即売も行われました

2014年7月20日取材時の情報です ライター : 田中マリ子

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