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【美濃市特集】「ようきてくんさった」の心を大切にし、進化し続ける「道の駅美濃にわか茶屋」
2012.11.05 更新

美濃の豊かな自然に囲まれた道の駅美濃にわか茶屋

清流、長良川と緑深い美濃の山々を望む風光明媚な道の駅「美濃にわか茶屋」。
平成19年に地域農家の活性化および美濃市の防災拠点をコンセプトにオープンした施設で、
道の駅としての役割を果たすほかに美濃市および周辺の農家約185軒が手がける
野菜や花の産直販売やレストラン運営を行っています。
新鮮な野菜や花の販売は地元のみならず遠方からも人が訪れるほど人気で、
「特に菊の花はよく売れています。
昔から、美濃市では生節地区を中心に菊の栽培が盛んなのです」
と話すのはにわか茶屋駅長の三輪治男さん。
とにかく安くて花持ちもよいと評判がいいそうで、
「土・日はあっという間に売れることもある」というほど人気があるそうです。
もちろん菊などの花だけではなく、採れたての新鮮な野菜も安くて品揃えが豊富。
おなじみの葉野菜や根菜をはじめ、あけびなどの珍しい野菜も並び
「少量多品種でスーパーとの差別化を図っています」と三輪さんは話します。

(左)リーズナブルで丈夫な菊は地元の人にも人気。お盆には早々に売り切れるとか
(右)珍しいナタマメはお茶の作り方も一緒に提示

地域農家の活性化のために野菜の品質管理を徹底

 美濃にわか茶屋のねらいは地域農家の活性化。
三輪さんは「ここは零細農家が農作物を販売できる場所を市が提供するというスタイルで運営しています。
この場所を通してもっと農家全体が活性化できれば」とその思いを話します。
そのために、さまざまな努力や工夫も行っています。
中でも一番大切なのは、商品の品質管理。
各農家から届いた農作物は毎朝スタッフが検品し、
少しでも傷んでいるものは生産者に引き揚げてもらいます。
「スーパーでは規格品が並んでいるけれど、ここは生産者も、野菜の色や形、数もバラバラ。
お客さんは野菜をひとつひとつ丹念に見て、選んで買っていきます。
だからこそいい商品だけを並べなくては」と三輪さん。
「お客さんの中には『○○さんのネギがほしい』と、生産者を指名して買っていくこともある。
そういう声を聞くと生産者と私達の努力が実ってきていると実感します」といいます。

生産者の名前入りの野菜が豊富に並ぶ店内。指名買いも多いという

栗やキノコ類など、新鮮な旬の味覚に思わず買いすぎてしまうことも

レストランでの試食サービスも大好評に

こうした野菜の販売のほかに、もうひとつ力を入れているのがレストラン。
鮎、美濃古地鶏や飛騨牛などといった県の特産品を使うメニューのほかに、
地元の野菜を使った料理も提供。遠方から来る人々の舌を喜ばせます。
「けれどいつも同じメニューではお客さんに飽きられてしまう」と三輪さん。
そこで「他の道の駅では試食が行われている」というスタッフの言葉にヒントを得て、
生産農家が無料で提供してくれる規格外の野菜を使って試食メニューを作ることに。
サラダや煮物など、10品以上を作りレストランのモーニングで提供したところ、これが大好評。
朝から行列を作るほどの人気となっています。
「お客さんは試食した野菜を帰りに買っていってくれることもある。
こうした評判が評判を呼び、生産農家のほうからも『うちの野菜もぜひ使ってよ』と
たくさん提供をしてもらっています」と嬉しい相乗効果について話す三輪さん。
もちろん「提供してもらった農産物はお客さんに見てもらえるよう、
レストラン内にディスプレイします」と農家や提供者のPRもしっかりと行っています。

レストランの試食では料理とともに生産者の名前を表示

「お客さん、生産農家、みんなにとって嬉しいことをしていきたい」と話す三輪さん

農家から届けられた試食用の栗。こんなにたくさん!

(左)明るく開放的な雰囲気のレストラン
(右)天気の良い日は長良川を眺めながらテラスで過ごすのもおすすめ

「ようきてくんさった」の思いで細やかな心配りも

レストランでのサービス以外でも、細やかな気配りを行っています。
きれいに整備されたトイレには、三輪さんの配慮でウォシュレットが取りつけられています。
また野菜売り場のレジには常に2人配備。
1人がレジを打ち、1人が商品を袋に詰めて、2人揃って笑顔でお客さんに対応します。
さらに敬老の日には高齢者に日頃の感謝の気持ちを込めてコーヒーサービスも。
「経費がかかる、という声もありましたが、
それ以上にお客さんに喜んでもらうことが大切です」と話す三輪さん。
「ようきてくんさった、の気持ちを大切にしたい。
そのためにこれからもいろいろな工夫をして、
お客さんに楽しんでもらえる道の駅にしていきます」といいます。

西棟のギャラリーでは随時企画展を開催

高齢者の声を受けて、「まちの駅にわか茶屋」を開店

さらに今年9月には美濃駅前に広がる古い街並みの中に、
三輪さんの念願であった「まちの駅にわか茶屋」がオープンしました。
美濃の古い街並みの周辺は意外と買い物をする店が少なく、
高齢者を中心に「道の駅と同じように、新鮮な野菜や果物を販売する店を立ち上げてほしい」
という声が多く上がりました。
「やはり我々の大切なお客さんである高齢者の方々が困っているのを
黙って見過ごすわけにはいきません」と三輪さん。
行政もさっそく動き出し、まちの駅にわか茶屋開店の運びとなりました。
「これからもっと古い街並みに溶け込むように外観も変えていく予定です」と三輪さん。
「まちの駅が拠点となって、町の活性化につながれば」と笑顔でその思いを話してくれました。

地元の人で賑わう「まちの駅にわか茶屋」

編集員のココがオススメ!

レストランのモーニングはコーヒーの価格でトーストやサラダのほかに、ミニデザートや茶碗蒸しがつくという豪華さ!さらに毎週金曜日には10品以上並ぶ試食のサラダバーがつくというから、その人気のほどは図り知れません。またここはロケーションも格別。眼前の長良川を眺めながら、テラスに座って食事やコーヒーを楽しむのは至福の贅沢です。ギャラリーやおみやげ売り場もあるので、休日にのんびり出かけるにはおすすめのスポットです。

(小山芳恵)

 

店舗情報

店舗名 道の駅 美濃にわか茶屋
住所 岐阜県美濃市曽代2007
TEL/FAX TEL:0575-33-5022
営業時間 9:00~18:00
休日 元旦
ホームページ 美濃にわか茶屋 ホームページ

2012年10月04日現在の情報になります。
 



 

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