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【山県市特集】故郷に元気を灯らせたい、そう信じて地域おこしに取り組む「ふるさと元気プロジェクト」
2011.12.28 更新

ふるさと元気プロジェクト代表の右:伊藤順昭さんと山県市美山地区出身の左:山口晋一さん

岐阜市の北隣、旧高富町・旧美山町・旧伊自良村が合併し生まれた山県市には、
二つの風景が混じっています。
一つは、岐阜市と接する高富地区のように水田から住宅街へ変わりつつある風景、
もう一つは美山地区と伊自良地区のように山里の環境を残す中山間地の風景。
このうち、美山地区で地域おこしに取り組むふるさと元気プロジェクトの伊藤順昭さん、
山口晋一さんと知人の紹介を機にお会いしました。

ふるさとから出た人がまた戻る機会に

いわゆる田舎へ足を運ぶ度に、
高齢化や過疎化が原因で崩れつつあるコミュニティを目の当たりにしてきた伊藤さん。
ご出身は岐阜県多治見市、サラリーマン時代に温め続けたまちづくりをライフワークにしようと、
ふるさと元気プロジェクトを立ち上げました。
山口さんとの活動は山県市内にとどまらず、岐阜・小牧・一宮・春日井などフットワーク軽く、
各地でイベントの主催やお手伝いに回っています。
しかし、活度が下に向いた田舎を再び活気づかせるなんて、簡単なことではなさそう。
ただ、そんな田舎が活気づいたとしたら、
故郷を離れた人は戻るきっかけになるかもしれないと言う思いで、
ふるさと元気プロジェクトは歩を進めています。

舟伏山登山の帰り道、地元ガイド(自然観察指導員)さん80代について行くだけで精一杯の参加者もいらしたとか

舟伏山で採集した植物を使ってオリジナルのカード入れ作り

小牧市で伊藤さんが手掛けるアートフェスタの様子

お二人の出会いは・・・

共に活動できる仲間を探す伊藤さんですが、
年齢も生活圏も離れた山口さんとの出会いは何だったのでしょうか?
この質問に対し「(春日井市)勝川駅前商店街の弘法市です」と伊藤さん。
一方の山口さんは、自分の新しい視野を広げるため
ボランティアとして勝川の弘法市へ飛び込んだ時、
伊藤さんに声を掛けられ聞かされた地域おこしビジネスに同調することとなります。
当時の心境について山口さんは、
「何もしなければふるさとが衰退する一方だったので、どうにかしなければ」と考えたとのこと。
それは、高校卒業後に離れたふるさとの美山地区を指していました。

美山地区を縦貫する神崎川の支流「円原川」、清らかな流れは山口さん一押しスポットですよ

贈りたいと思える物を作りたい

茶摘み体験の光景、このあと参加者は手もみ茶を作りました

(左)地元の元気グループ「ちゃ茶クラブ」様が振る舞う郷土食
(右)「山県市ふるさと栗まつり」へお茶や栃の実を使った商品で出店、その手応えはいかに?

サラリーマンを辞め、実家へ戻った山口さんと共に
美山地区を訪れた伊藤さんが目を付けた地域資源は、民家の周りで栽培されるお茶。
このお茶をパウダー状にして、伊藤さんが懇意のケーキ店でブランデーケーキとして商品化し
イベントなどで販売したところ、なかなかの評判を呼びます。
ただ、お茶のパウダーを安定供給することが難しいため、継続的な販売に至りません。
それでも、美山地区のお茶を使った第二弾、第三弾の商品が企画中です。
緑茶以外に柳や枇杷のお茶もこの地域では作られ、伊藤さんは珍しさに驚いたとも話していました。
「お茶・栃の実など、地元の産品から贈りたいと思える物を作りたい」と語る山口さん、
山県市美山地区を背負って立つ商品が生まれる予感を感じ取っているのでは!

編集員のココがオススメ!

2010年4月10日、山頂付近に雪が残る舟伏山(標高1040m)を登った帰りに北山集落を一回りした私は、透明度の高い神崎川と舞い散る満開の桜が印象に残っています。特に桜の花びらは文字通り桜色、その美しさは土地の水の良さによるものだったのでしょうか。
山県市美山地区の現状は、多くの田舎が抱える課題そのもの。この課題を乗り越える可能性がゼロでない限り、挑戦し続ける一種の信念を伊藤さんと山口さんから感じると同時に、素直に応援したいと思える人柄を持つお二人です。

(小穴久仁)

団体情報

団体名 ふるさと元気プロジェクト
住所 愛知県一宮市松降1-6-3(AS企画内)
TEL TEL:0586-82-7774
FAX:0586-82-7776
E-mail info-fgp@furusato-gp.com
URL ふるさと元気プロジェクト

2011年11月14日現在の情報になります。


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