静かで、美しい自然に囲まれた山間の町 岐阜県山県市。
山菜や野草など山の幸や野菜、市の特産品である「桑の木豆」など、
魅力的な食材が豊富で、地元だけでなく市外からも、それらを買い求めに訪れる方が絶えません。
そんな山県市にある農産物直売所「ふれあいバザール」をご紹介します。
ふれあいバザールでは、地元の生産者が持ち寄った新鮮な野菜や味噌や漬物、
饅頭などの加工品を販売しています。
また、地元の主婦たちが主体となって運営するレストランもあり、
目の前で手打ちされたそばと旬の山菜の天ぷら、
そして特産品の桑の木豆の使用したフライとおこわがセットになった
ボリューム満点の定食を食べることができます。
休日の昼時には、行列ができるほどで、地元の方やドライブがてら
立ち寄る観光客から人気を集めています。
同店で人気なのは、やはり市の特産品である桑の木豆や、それをつかった加工品です。
「桑の木豆」は、もともと桑の木につるをはわせて育てるインゲン類の豆。
昔ながらの栽培方法も残っていますが、現在は、収穫量を増やすため
ネットをつかって栽培する農家も増えてきました。
また、この地域の気候風土にあった野菜で、
本格的に栽培しているのは同市の限られた地域のみです。
旬の時期には、収穫したばかりの生の桑の木豆も販売しています。
生の場合はサヤごとさっとゆでて食べるとおいしいそう。
乾燥させたものは、水で戻してから煮たり、フライにして食べるのがおすすめです。
豆の食感はホクホクとして、しっかりとした味わい。
イソフラボンやポリフェノールが多く含まれるので、健康に良いことも人気の理由のひとつです。
加工品では、「桑ちゃんおかず味噌」という名の味噌や、
桑の木豆入りソバまんじゅう「豆なかな」、桑の木豆アイスなども人気です。
どれも、スタッフが何度も試作を重ねて完成した自信作で、
地元にある季節の素材を生かした、素朴で優しい味です。
立ち上げ当初は、50人だった会員も、今では149人に。スタッフは20名以上にもなりました。
お店をお訪れると、とにかくパワフルな女性が、
明るい笑顔で製造や接客を行っていて、とてもにぎやか。
常連客の中には、ただ買い物するというだけでなく、
この場所にくることを生きがいと感じるシニアの方も多く、
店を通じて交流が深まり、最終的には地域を活性化することにも繋がっているよう。
さまざまな人から愛される、その名のとおり「ふれあいバザール」
人々にとって欠かせないお店となっていくことでしょう。
地元の方々が、本当に心を込めてつくりあげてきた「ふれあいバザール」それは、商品一つ一つや、お店の雰囲気から感じることができます。地元の誇る伝統野菜を自信を持っておすすめしたい。そんな、想いのこもった商品はどれも本当に美味しかったです。
(菊池有美子)
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店舗名 | ふれあいバザール |
住所 | 岐阜県山県市船越416-13 |
TEL | 0581-53-2125 |
営業時間 |
飲食部門:午前9時~午後5時30分(冬期 午後4時30分) 直販部門:平日 午前7時~午後6時(冬期 午後5時) 日祭日:午前6時~午後6時(冬期 午後5時) |
定休日 |
飲食部門:毎週月曜日、第3日曜日 直販部門:毎週月曜日のみ |
駐車場 | あり |
URL | 山県市/山県市観光ガイド/味・技/ふれあいバザール |
2011年11月16日現在の情報になります。