信州の伝統野菜に指定されている、
王滝かぶの漬物製造販売を手掛けるグループがひまわりマーケット すんきの里。
グループを率いる五味沢ミチ子さんから、
発送準備で大忙しのすんき漬とかぶら漬を紹介してもらいました。
訪ねた加工場は、元は村の老人産業所(コミュニティセンター)です。
10月末から11月にかけて収穫する王滝かぶは、
菜っ葉と茎がすんき漬へ、かぶ(実)がかぶら漬へ回されます。
漬け原材料は、
すんき漬:すんき種(=乳酸菌)、かぶら漬:砂糖・酢・食塩
で無添加無着色。
「原材料にカタカナは一切含まれません」と五味沢さんは強調します。
従来、仕事は10月末から在庫がなくなる3月ごろまででした。
しかし、3年ほど前から初めて王滝村が試みた夏すんきで、
7月中旬から8月にかけてもすんき漬の出荷ができるようになったとのことです。
注文はお互いに顔の見えないやり取りですが、FAXで注文を受けても、
五味沢さんは電話で発送日や時間指定について、折り返すようにしています。
中には振込用紙の通信欄へ、
「○○に送って下さい」と再注文を書く人がいらっしゃって、嬉しい瞬間だそうです。
すんき漬は乳酸菌で発酵させた発酵食品。一方、かぶの表皮にある赤紫の色素「アントシアニン」が果肉へ浸透し、鮮やかなピンク色に漬け上がったものがかぶら漬。王滝かぶは捨てる部分がなく、全て食べられますよ。 試食したのはパック詰め直前のすんき漬とかぶら漬、どちらも個性的な食感があって、ついもう一口と手が延びてしまいました。すんき漬は、是非ほかの料理に組み合わせ、オリジナルレシピを開発してみて下さい。 (小穴久仁)
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住所 | 長野県木曽郡王滝村3794 |
TEL/FAX | TEL:0264-48-2516 FAX:0264-48-2516 |
2011年1月15日現在の情報になります。