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ピザとすんきのコラボレーション「木犀舎」
2011.02.07 更新

店内に据えられたストーブの中で、薪がぱちぱちと音を立てながら燃えています

王滝村の中心部から、スキー場「おんたけ2240」へ続く県道の途中に、
喫茶店のような構えのお店があります。
名前は木犀舎、ピザやパイが近所でも評判だとか。
お店を切り盛りする大坂聰子さんにお話を伺いました。

すんきは地産だわね!

すんきピザ、すんきを包んだパイ生地のパン、すんきグラタン

まず頂いたものは、もしかしたら人気ナンバーワンのすんきピザ。
すんきの酸味と風味がピザのチーズに良く合い、すんきのシャキシャキ感は歯ごたえにアクセントを与えます。
当然すんきはここのもの、小麦粉は長野県産です。
さらに、すんきを包んだパイ生地のパン、すんきグラタンも登場。
近所の民宿さわ屋の女将さんは、時々すんきピザを取り寄せるとのことですが、
これはすんきピザが大好きな遊びに来るお孫さんのためだとか。
ちなみに、すんきのシーズンである冬以外は、冷凍したすんきでメニューをお出ししています。
でもストックが底をついてしまったらごめんなさい。

田舎に行ったら田舎のもの

コーヒーをドリップしてくれる大坂さん

広い窓と高い天井を持つ開放的な店内空間は、昭和58年の開店以来30年近くたった今も
時の移り変わりをあまり感じさせず、手入れが行きとどいているようです。
当時は都会から来るスキー客へ、イタリアンメニューを出そうとこのお店を始めました。
その後、スキーの爆発的なブームに乗って訪れるスキー客と地元食材は接することのないまま、
スキーブームもバブル崩壊とともに過ぎ去りました。
ところが今は、外部の人に地元食材が注目される時代。
イタリアンメニューに地元食材をどのように組み合わせれば美味しく頂けるか、
大坂さんは研究に余念がありません。

編集員のココがオススメ!

夏場は、焼いた生地にサラダを載せ軽く包んで出すメニューがあって、さっぱり頂けるそうです。お邪魔したときはなかったものの、最近は王滝産かお隣の開田高原産のそば粉を混ぜた粉でつくるピザ生地が、メニューへ加わりました。「私が食べても普通の粉の方が良い」と話す大坂さん、しかし研究熱心な大坂さんですから、そんなことはないでしょう。

(小穴久仁)

店舗情報

住所 長野県木曽郡王滝村3152-1
TEL/FAX TEL:0264-48-2721

2011年1月15日現在の情報になります。

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