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【市場特集】商店街と市場のコラボレーション 50年の歴史を持つ「桑名三八市」
2010.12.07 更新

近鉄桑名駅から徒歩約10分のところにある「桑名寺町通り商店街」にて、
“3”と”8″の付く日に開催されているのが、50年の歴史を持つ「桑名三八市」です。
地元で採れた新鮮な野菜や果物、乾物、惣菜を中心に商店街にさまざまなお店がずらりと並び、
大勢のお客さんで賑わいを見せる、地元の名物市となっています。

大勢の人で賑わう活気のある朝市

「桑名寺町通り商店街」で開催される「桑名三八市」には、毎回多くの人が訪れます。

「桑名三八市」がスタートしたのは昭和30年頃。
当時の「桑名寺町通り商店街」の店主が「何か集客催事を開催したい」という想いから、
多度町(現在は桑名市に合併)の香取で海津の百姓さんたちが野菜や果物を販売していた朝市に出向き、
「桑名寺町通り商店街でも朝市を開いて欲しい」とお願いしたのがきっかけだったのだそう。
その後なんと50年と半世紀にもわたり続き、三重で1番元気のある商店街として人気を集めています。

旬の採れたて野菜を始め、新鮮な野菜が豊富に並びます。

(左)これから12月にかけてたくさん並ぶという、立田レンコン。
(右)会話を楽しみながら、商品を買うお客さん。市場ならではの風景です。

(左)新鮮な鮮魚もたくさん!今日の夕食のおかずにたくさん買い込む人も。
(右)桑名名物・貝新の「しぐれ煮」を始め、店頭にはさまざまな種類のお惣菜が並んでいました。

商店街を訪れたのは9:00頃。
すでに商店街はすれ違うことが難しい程多くの人で溢れかえっており、
「桑名三八市」の人気の高さを伺わせます。
「新鮮な野菜がたくさん採れたよ!」「奥さん、見ていってね!」「お惣菜、美味しいですよ。」と、
活気溢れる声と、商店街はたくさんの笑顔で満ち溢れていました。
年末になると、大根や白菜などの冬の野菜も豊富に並ぶのだそうです。

お客さんは地元の人たちが中心ですが、中には遠方から車で来られる方も。
「混雑する日に、曜日の影響はそれほどありません。
特に地元の方は、”3″と”8″の付く日は「三八市」という感覚が強いようですね。」と、
桑名市寺町通り商店街振興組合の理事長・林さんは教えてくださいました。

商店街と市場の一体感が魅力

「桑名寺町通り商店街と市場のコラボレーションという”一体感”が「桑名三八市」にはあります。
生活と市が密着しているという点も、たくさんのお客さんに来て頂ける魅了にもなっていると思います。」

12月16〜19日には、商店街のお買い得品がたくさん並ぶ「年末大売出し」、
12月28〜31日には、正月用品がお値打ちな価格で購入できる「大歳の市」が開催されます。
今年の年末は「桑名三八市」で食材や必要な物を揃え、新しい年を迎えてみてはいかがでしょうか。

編集員のココがオススメ!

kanbeyuka_150 商店街がすべて朝市のお店で埋めつくされる程たくさんの店舗が並ぶ「桑名三八市」。お店の人たちとおしゃべりとしながら、あれもこれもと、ついつい買いすぎてしまいそうです。手軽に食べられる甘味やみたらし団子、また屋台なども出店されているので、疲れたらちょっと休憩してみても。12月には大きなイベントが開催される予定とのことで、地元の方はもちろん、年末年始の準備のために、多くの人で賑わいそうですね。

(神戸夕香)

店舗情報

朝市名 桑名三八市(桑名寺町通り商店街)
住所 三重県桑名市南寺町69(桑名市寺町通り商店街振興組合)
アクセス 近鉄桑名駅から徒歩約10分
TEL/FAX TEL:0594-23-2918
FAX:0594-23-6678
朝市開催日 3と8の付く日 9:00頃〜13:00頃
(1月3日はお休み)

2010年10月18日現在の情報になります。



 

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