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うみたての新鮮な卵を販売する豊田市小原の「たまご村」
2010.10.21 更新

空気のすんだ緑に囲まれたなかにある「たまご村」

豊かな緑に囲まれ、自然の恵みであふれる愛知県豊田市の小原地区。
四季桜が有名なこの地区では以前から養鶏が盛んで、ブランドの「小原たまご」が特産品となっています。
そのうみたての新鮮な「小原たまご」を買うことができるのが、同市北篠平町にある「たまご村」です。
店を営むのは地区内で養鶏を営む業者で、顔の見える安全・安心な卵を求めて
市内や名古屋などから訪れるお客でにぎわっています。

顔の見える安全・安心な卵を提供

「たまご村」で販売されている新鮮な卵(左)、地元で生産された野菜や果物、
手づくりのジュースなども扱っています

「たまご村」がオープンしたのは平成元年のこと。
「良い卵をつくっている自負があったし、お客さまに直接売りたかった」と、
店を開いたきっかけについて運営する川口英之さんは話します。
当時、養鶏業者が自前で販売店をもつことは全国でも珍しく、見学に訪れる同業者もいたそうです。

「卵を新鮮なうちにお客さまに届けたい」と話す川口さんが、もっともこだわるのは鮮度です。
店にならぶ卵は、全てうまれて3日以内のもので、若い鶏がうんだ健康なものだけを選別しています。
良質な卵は、親鶏が健康でなければ得られません。
このため、2年前に鶏を飼う鶏舎のシステムも設備投資して一新。
換気を良くするなど、以前より環境や衛生に配慮したものへと変えました。
「健康な鶏が産む新鮮な卵が一番おいしいのです」。
自信をもって語る川口さんの言葉から、顔の見える安全で安心な卵を提供することで
お客に喜んでほしい、という強い想いが伝わってきました。

「小原たまご」を通して地元もアピール

うみたての新鮮な「たまご村」の卵。M~Lサイズ(15個入り)、S~Mサイズ(20個入り)で
どちらも400円。その他、濃厚な卵黄が特徴の「初卵」なども販売しています。

顔の見える安全・安心な卵を生産、販売している「たまご村」の川口さん

「たまご村」を訪れるお客の多くは名古屋、豊田市からだそう。
最近は学校給食や業務用などの注文も増えていることから、
「多少値段が高くても、安心しておいしい卵を食べたいというニーズが増えているのでは」
と最近の消費の動向について川口さんは話します。

養鶏場の管理、たまご村の運営、県内エリアの宅配と忙しい毎日を送っている川口さん。
「『たまご村』の卵は他とは違う」という、
お客からの褒め言葉がなによりも励みになっているそうです。
四季桜を見に訪れる観光客も多いこの地区について、
「小原たまご」を通して、「もっとアピールできれば」と話す笑顔がとても印象的でした。

「たまご村」は小原地区のほか、みよし市にも店舗があり卵を販売しています。
また、電話、FAXでの注文も受け付けており、名古屋、岡崎、春日井市など
決まったルートでの宅配も行っています。詳しくは以下の案内からお店にお問い合わせください。

編集員のココがオススメ!

深い緑に囲まれた小原地区。きれいな川が流れ、すみわたった空気がとても気持ちよく、こうした環境が健康な鶏を育み、良質な卵をうむもとになっているのだと訪れて実感しました。
同地区の四季桜は11月初旬からが見ごろだそうで、11月1日から30日まで小原四季桜まつりも開催されます。四季桜を楽しみながら「たまご村」にもぜひ寄って、新鮮な卵をご家庭で味わってみてはいかがでしょうか。来年には春日井市内にも新たな店舗をだすそうで、こちらも注目です。

(新美貴資)

店舗情報

住所 愛知県豊田市北篠平町蛭藻池503-1
アクセス 名鉄豊田駅から車で約40分。
同駅からとよたおいでんバス小原・豊田線、上仁木行きで「大平口」下車し徒歩約7分
TEL/FAX TEL:0565-65-3479
FAX:0565-65-3133
営業時間 8:30から18:30まで
定休日 年中無休(年始1月1、2日は休み)
駐車場 あり

2010年8月26日現在の情報になります。

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