「御菓子処 黄金堂」は、長良川と木曽川の清流に囲まれた水資源豊かな地域、羽島市にあります。
2009年に創業45年を迎え、装いを新たにリニューアルオープンしました。
新しい店内にはテーブル席の他、本格的な茶室を備え、
おいしいお菓子とともに入れたての抹茶を楽しむことができます。
お菓子とお茶の命は、おいしい水。そう考える2代目店主、安藤誠さんは、
リニューアルにあたり、よりよい水を求めて創業時から使用していた井戸を埋め、
新たに深さ50m以上の井戸を掘られたそうです。
素材選びを追及する安藤さん。食材もできるだけ地元のものを使うことを心がけ、お菓子を作られています。
そのひとつが、羽島の養鶏所の朝取り卵を使った「羽島愛す」。
アールグレイを練りこんだ生地と井戸水で練りあげた粒餡入りの生クリームが見事にマッチして、格別な味です。
「羽島周辺には水と緑、そして史跡など、素晴らしい資源がたくさんあります。
それをより多くの方々に知っていただきたいと思い、地元食材を使い、パッケージのデザインも工夫して、
羽島ならではのお菓子づくりに取り組んでいます」と安藤さんは語ります。
地元食材を使う理由は、地元PRのためだけではありません。和菓子づくりに必須なのは、素材の新鮮さ。
同店では、もち米は高山産、いちごや卵は羽島産のものを使用されています。
特に卵は、鮮度ができあがりに顕著に表れるのだとか。
新鮮な卵は綺麗に泡立ち、生地がふっくらと焼きあがるそうです。
草餅に使うよもぎも、緑が最も美しい時期に長良川の川辺で店長が自ら採取されています。
よもぎの茎を落とし、新鮮な葉の部分だけを使うことで、香りのよい草餅になると言います。
これらの厳選した素材を美しい和菓子に磨き上げるのが、地域の資源である地下水です。
「黄金堂」の井戸水は、水の都、大垣と同じ揖斐川水系の水だそう。全てのお菓子づくりに
その井戸水を使っていると伺い、井戸水と水道水の飲み比べをさせていただきました。
井戸水は、冷たくて全く臭みがなく、飲みなれている水に比べて格段においしく感じました。
「井戸水を使うことで、味はもちろん、食材の発色がよくなるようです」と安藤さん。
色とりどりの季節のお菓子が並ぶ「御菓子処 黄金堂」。
そのお菓子の美しさとおいしさの秘訣は、やはり、清らかな井戸水にあるのかもしれません。
「御菓子処 黄金堂」では、伝統的な和菓子を作る一方で、紅茶やメープルシロップと餡を組み合わせた焼菓子、生クリーム大福など、伝統にとらわれないお菓子が次々と生み出されています。旬の食材を使うため、季節限定の商品も多数。訪れるたびに、新たなおいしさに出会えるお店です。
(井上典子)
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住所 | 〒501-6236 岐阜県羽島市江吉良町2340-2 |
アクセス | 岐阜羽島インター線(県道46号)「江吉良町南郷中」交差点を東へ約100m |
TEL/FAX | TEL:058-391-6556 FAX:058-391-6708 |
mako-yu@view.ocn.ne.jp | |
営業時間 | 8:00~19:00 |
定休日 | 月曜 |
座席数 | 6席 茶室3畳 |
駐車場 | 駐車場 5台 |
2010年4月28日現在の情報になります。
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