朝食やランチなどで食べることの多い「パン」。形や味もさまざまで、中に入れる具材によっても
味のバリエーションを豊富に楽しむことができます。
パンといえば”小麦”を材料に思い浮かべる方が多いと思いますのが、
“小麦”に変わって、お米から作られた”米粉”を使い、パンを提供しているのが、
愛知県津島市の「さくらファーム」です。
市部から離れた静かな住宅地にあるさくらファーム、お店に近づくと、
食欲をそそるパンを焼き上げる良い香りが広がります。

米粉パンは、もっちりしっとり感が強く、
水分含有量が多いので外はバリッと、中はしっとりとしているのが特徴。
しばらく時間をおくと更に食感が増し、パンの生地も落ち着いてもっちりしっとり。
温め直しても焼き立てと同じ食感を味わう事ができ、
冷凍による保存性に優れているので、風味が一層と増すのだそうです。

さくらファームご主人が語る、米粉パンおいしさの秘密とこだわり。

米粉パン、そのおいしさにたどり着くまでにはどんな道のりがあったのでしょうか？
今回はご主人の清水文雄さんに、米粉パンについていろいろとお話を伺いました。
ー米粉パンはじめたきっかけは何ですか？
「お米を使って、何かを作りたい」、そんな思いを抱いていたのですが、
そんな中いいお百姓さんと出会いまして、いろんな話をしているうちに、
「パンを作ったらいいのではないか？」と。それが米粉パンを始めるようになったきっかけですね。

ー米粉パンへのこだわりは？
お米の種類ですね。地元の地産地消ともいえる
愛西市の杉浦さんが作られているお米「あいちのかおり」を使用しているのですが、
一番米粉パンに合っているのではないかと思っています。
ー米粉パンのおいしい食べ方を教えてください。
そのままの味を楽しむ、そのまま食べていただくのが一番おいしいと思います。
非常に噛みごたえ、また腹持ちもいいです。特に食パンがおすすめですね。
お肉が非常によく合います。

ー今後取り組んでいきたい事はありますか？
「いいともあいち」の会員になっております。
「県内の消費者と生産者が今まで以上にいい友関係になる」、
「もっと愛知県産品を食べよう」といういいともあいちのコンセプトにもあるように、
お米だけでなく、ほうれんそうや春菊などの野菜も地元の物を使っているのですが、
今後も素材はすべて地元の物を使っていこうと思っております。

米粉パンづくりの現場を訪ねる。

お店に伺った時間は、厨房で忙しく仕込みをしている最中でした。
手際よくパンを作り上げていく様子はまさに職人そのもの。
パンが出来上がっていく様子を拝見させて頂きました。

モチモチ食感がたまらない、米粉パンの美味しさ。

各地からの注文も多いそうで、
人気の高さやリピーターが多いということを感じさせられる、さくらファームの米粉パン。
一度口にすれば、そのモチモチ感とおいしさにやみつきになるはず。
今回は、そんな米粉パン使った、おいしいお弁当作りに挑戦したいと思います。ご期待ください！

編集員のココがオススメ！

今回、始めての体験となった”米粉パン”、その美味しさ、モチモチ感の虜になったのは言うまでもありません。特にほうれん草や春菊を素材として使ったパンは、大きめサイズにもかかわらずあっというまに平らげてしまいました。元々がお米なので、ひじきや海藻、肉など、どんな素材でも合うのだそう。お弁当のサンドイッチにはぴったりのパンなのですね！普通のパンとはひと味違った感動を体験できるはず。是非、この機会に味わってみてはいかかでしょうか？ （神戸夕香）

店舗情報

2010年3月30日現在の情報になります。

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