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なのはな畑
2009.12.15 更新

大地に学ぶ

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知識を耕すとは実によくできた表現。思い返せば「アメニモマケズ」を唱った宮沢賢治や民族学者の宮本常一をはじめ、日本の歴史に残る多くの知識人達は、教鞭を執ることと、田畑を耕すことをこよなく好んだものでした。愛知県江南市、「なのはな畑」の佐々木正さん。40代で教壇を降り義務教育の現場を離れた後、無農薬、無化学肥料栽培の専業農家として新たな道を踏み出してから、はや20年。現在では「畑塾」の開催や新たに有機農家を目指す若手研修生の指導へ特に力を入れるようになりました。団地やショッピングセンター建設の波に押されて次々に農地が消えていく、この濃尾平野のど真ん中にいてこそ、「大地に教わる」ことの尊さを、私たちは忘れてはならないのだと思います。

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残念ながら佐々木さんも、彼が率いる「なのはな畑」の野菜もあまりの人気で、飲食店への配達、畑塾への参加者は新たな募集を見合わせているようです。オアシス21の朝市には出店しているのでお見逃し無く。それよりむしろこの菜の花畑で研修をしている農家のタマゴ達を応援してあげて欲しいです。例えばこの写真左に写っている研修生の木村君は来年から独立して一宮市で有機栽培農家になります。美味い米、野菜が穫れ続ける濃尾平野を守るのは、私たち消費者の責任でもあるのですから・・・。

(服部 麻子)

店舗情報

※オアシス21で毎週土曜日に開催する朝市で会えます。ただし第一土曜日を除く

2009年12月3日現在の情報になります。

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